人生に前向きになれないなら10年前に戻ったことにしてみる

10年前に人生が戻る

なにもかもが嫌になって人生に前向きになれないときってありますよね。あきらめの気持ちに支配されて何だかすべてが虚しく思え、自分の人生を肯定できない気持ちになったりします。

私も仕事が上手くいかなくて参っていたときがありました。生きていくのがつらく思えて「人生ってなんだろう?」と自問してみたり。

そのとき助けとなったのが友人との会話でした。「10年前に戻れたらいいのに」と私が言うと友人はこう返してきました。「ならば戻ったと考えてみろよ」

10年前に戻ったと考えてみる

「あの頃に戻れたらいいのに」

みんな一度は考えますよね。タイムスリップか何かが起きて、過去のあの時代に帰る。そしたらどれだけ素晴らしいことか。

ならばそういう出来事が起きたと考えてみようというのがこの10年前に戻ったら説です。

この論説のポイントはまず10年後の未来を想像するところです。

アナタがもし28歳だとしたら、10年後の38歳までの人生をこれから想像してみてください。

できるだけ不幸な人生を想像してみてください。

不幸な人生

仕事が嫌になったアナタは転職をした。でも悪質なブラック企業に入社してしまってもっと悪い状況に。

給料も年々減りつづけました。

そのせいで去年ぐらいから体を壊して満足に遊びにも行けない体に。これが原因で交際していた女性にも別れを告げられます。

卑屈になったせいで年月とともに友達も離れていきました。ひとりまたひとりとアナタのもとから友人たちは去っていきました。そしてついには最後に残った友人も去り、アナタは完全なひとりぼっちに。

ストレスのせいか頭もハゲてきました。暴食がやめられないためブクブク太り、最近なんだか胃も痛い。

もう何もかもボロボロです。

そんなときに実家から電話が。親が倒れて病院に運ばれたのだと・・・

ボロボロな10年でした。アナタはもう38歳になってしまった。なにもかもがもう虚しい。人生っていったい何なんだ。

10年前に戻りたい。まだ28歳だったあの頃に。

10年前に戻ったぞ

アナタは目を覚ましました。

アレレ?ここはどこだ?

おやおや! 10年前に戻っているぞ! 体型がスリムな頃に戻っている! 28歳に戻っている!

髪の毛もフサフサだ!

戻ったんだ10年前に!

スマホを確認すると友人からLINEも来ています。28歳の頃に戻ったんです。アナタの身に奇跡が起きたんです!

もう一度28歳から人生をやり直すことができます。今日がその第1日目。

さあ何をやりますか?

旅を通して今の自分に気づく

過去への回帰を願う気持ちには、今のこの世界から逃げ出したいという気持ちが隠れています。現実逃避というやつですね。

「10年前に戻りたい!」と私が考えていたのも精神的に一番つらいときでした。

「逃げるな!」と一喝して立ち直ることが出来たら一番いいのでしょうが、実際はそう簡単にはいきません。人生の悩みは精神論だけで片付かないことがほとんど。

だから別のアプローチを必要とします。

無理に根性論・精神論を課すのではなく、絡まっている気持ちを解きほぐしていくのです。

不幸な未来を想像してみてくださいと言われると、ほとんどの人は大切なものを失った姿を思い浮かべます。そこではじめて自分がいま手にしている富に気づきます。

いてあたりまえだった友人や恋人、両親。

仕事、お金、健康、髪の毛。

10年後の未来を考えることが、そうしたいま手にしてるちっぽけな幸せに気づく助けになります。メーテルリンクの『青い鳥』と同じですね。

チルチルとミチルは旅をすることによって青い鳥が自宅にいたことに気づきます。10年のときをめぐる旅も同じで、未来を旅することで今の自分に気づきます。

人生に対して前向きな気持になれないときって、精神がバランスを崩しているときです。それをもう一度再構成してみましょう。

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