スーツ・ジャケットのブランド格付けランキング【30代40代の嗜み】

スーツ ジャケット ブランド

ランク S
ブリオーニ(イタリア)


ランク A
キートン(イタリア)
アットリーニ(イタリア)
ラベラサルトリアナポレターナ(イタリア)
トムフォード(USA)


ランク B
アルマーニ(イタリア)
エルメネジルドゼニア(イタリア)
サルトリオ(イタリア)
チェスターバリー(イギリス)
ダンヒル(イギリス)
トムブラウン(USA)


ランク C
バーバリー(イギリス)
ランバン(フランス)
ラルフローレン(USA)
スティレラティーノ(イタリア)
ベルベスト(イタリア)
イザイア(イタリア)
カルーゾ(イタリア)


ランク D
リングヂャケット(日本)
ブルックスブラザーズ(USA)
ヒューゴボス(ドイツ)
ボリオリ(イタリア)
ラルディーニ(イタリア)
タリアトーレ(イタリア)


ランク E
タケオキクチ(日本)
ビームス(日本)
Jプレス(USA)
ポールスミス(イギリス)

いいスーツ・ジャケットが欲しい。そう思ったときにディオールとかグッチを買う人はあまりいないので、その手のブランドは外しました。

日本や世界のセレブ・服好きに選ばれている主流ブランドに絞って格付けランキングしています。

【ランクS】歴史に名を刻む最高級ブランド

ブリオーニ(イタリア)

高級既製服の歴史はこのブリオーニから始まったといっても過言ではありません。昔から既製のスーツやジャケットはありましたが、それはしょせん庶民が着る服。特権階級層はオーダーメイドがあたりまえ。

そこに旋風を巻き起こしたのがブリオーニです。

軽やかな最高の生地と最高の軽やか仕立て。マジックショルダーと呼ばれる神業的な肩の軽やか縫製。それらがもたらす最高の着心地。これらの革命的な技法がまるでオーダーメイドのような既製服を誕生させました。

後続ブランドが「ブリオーニのような服を作る」という目標を掲げるのも無理はありません。今のスーツ・ジャケット文化へとつながるまさにパイオニア。

富豪のためのブランドだけに既製商品よりもスミズーラ(オーダメイド)で購入する人のほうが多いです。しかしブリオーニの服はむしろ既製服を買って着てみてこそ他との違いがわかります。

繊細な最高級生地を使用しているためシワになりやすく破れやすいという耐久性を完全に度外視した代物。100万円で買ったスーツやジャケットをためらいなく捨てられる特権階級のためのブランドです。

【ランクA】50万円以上する一般庶民お断りブランド

キートン(イタリア)
アットリーニ(イタリア)
ラベラサルトリアナポレターナ(イタリア)
トムフォード(USA)

物で比較すると前出のブリオーニとほぼ同格という感じ。値段にしろ品質にしろ差はほとんどありません。

ブランドイメージ的に負けているだけ。

とくにイタリア勢の3つはブリオーニを超えているともいわれるほど製品の完成度が素晴らしい。ナポリ仕立てという称号をまさに体現するブランドこそキートンであり、アットリーニであり、ラベラです。

これらイタリア勢と比較するとアメリカのトムフォードはセレブ御用達ブランド的なチャラさが付きまといます。ハリウッドセレブがパーティーや式典で着ているようなチャラい衣装。そんなイメージ。日本ではサングラスのブランドというイメージだってあるかも。

しかし若い頃グッチで働いていたトムフォード氏は、傾きかけていた経営を救った手腕をもつ紛れもない実力者です。世界最高峰のチャラさ。それこそがトムフォードの持ち味です。

【ランクB】35万円以上は覚悟の富裕層向けブランド

アルマーニ(イタリア)
エルメネジルドゼニア(イタリア)
サルトリオ(イタリア)
チェスターバリー(イギリス)
ダンヒル(イギリス)
トムブラウン(USA)

庶民にはまだまだ手が出ない価格帯です。1着持つことができたら良いほうでしょう。

このランクBでの注目はエルメネジルドゼニア(イタリア)。生地メーカーのゼニアが運営しているブランドです。他社には提供しない最高級生地で作った贅沢なスーツ・ジャケットを揃えています。

そんなゼニアを知名度で上回るのがアルマーニ。世間的な知名度は間違いなくこのランクBではNo.1です。でもスーツやジャケット以外にもあれこれ展開していてチャラいブランドと認定されがち。

本家であるジョルジオアルマーニの下にはエンポリオがあり、さらにはコレッツォーニとかエクスチェンジとか。やたらラインを広げすぎていて本家の価値まで落としてしまっています。

だからスーツ・ジャケット好きはあまりアルマーニを好みません。同じ値段を出すならゼニアを買うでしょう。

こうしたイタリア勢に対抗できるイギリスブランドといえばチェスターバリーとダンヒルの両重鎮。英国はオーダメイドが根強い国で、既製服ブランドはイタリアに完全に押されています。

そうした情勢をあらわすかのように英国の両エースであるチェスターバリーとダンヒルも、ゼニアやその他イタリア勢には及ばない感じ。

イタリア勢強し!

【ランクC】25万円以上はしそうな贅沢ブランド

バーバリー(イギリス)
ランバン(フランス)
ラルフローレン(USA)
スティレラティーノ(イタリア)
ベルベスト(イタリア)
イザイア(イタリア)
カルーゾ(イタリア)

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20万円代のスーツ・ジャケットは富裕層だけでなく、服好きの30代40代中流層も購入する価格帯。

そしてここでもやはりイタリア勢強し。

バーバリー(イギリス)とかラルフローレン(USA)なんかは世間的な知名度ならイタリア勢より上。しかし実際は思ったほど売れていません。

バーバリーはコートは人気があるけど、スーツやジャケットはそんなに見ません。

ラルフローレンだって知名度は絶大だけど、ポロという大衆ラインがメイン。日本でも「ラルフローレンの服を買った」という場合はほとんどがポロラルフローレンの服です。本家ともいえるラルフローレン・パープルレーベルの服はあまり見ません。

ランバン(フランス)も同じです。「ランバンの服を買った」という場合はたいてい低価格のライセンス品です。そちらの製品は1ランク2ランク下になります。

本家ラルフローレンにしろ本家ランバンにしろ物はいいのですが、知名度のわりには意外と流通してないんですね。ライセンス商品とか大衆ラインのほうばかり売れていて、そのおかげでブランド知名度が高いだけ。

そうしたこともありこの価格帯でもベルベストやイザイアをはじめとするイタリアンブランドのほうが優勢です。

カルーゾなんかは値段が安めでお買い得な感じがあります。ジャケット単体なら15万円ほど。でもベルベストやイザイアに負けない高品質!ヴィトンをはじめとする多数のハイブランドのスーツ・ジャケット製造を請け負っているファクトリーだけのことはあります。

【ランクD】10万円代の普及クラス

リングヂャケット(日本)
ブルックスブラザーズ(USA)
ヒューゴボス(ドイツ)
ボリオリ(イタリア)
ラルディーニ(イタリア)
タリアトーレ(イタリア)

服好きの一般サラリーマンのための価格帯です。

ここでも強いのはイタリア勢。ボリオリ、ラルディーニ、タリアトーレの御三家はセレクトショップでよく見かけます。そして非常に人気が高い。

「一度インポートもののジャケットを買ってみようかな。でもどれを買えば」そう悩んでいるならイタリアン御三家のどれかを買っておけばもう間違いなし。

このへんの価格帯はとにかくこの御三家が圧倒的に強いため迷う必要がありません。

しかし実は品質面ではリングヂャケット(日本)のほうが上です。ひとつ上のランクに匹敵するものを作っています。

「Made in Italyのタグとかいらないからいい品物が欲しい」そういう人は日本が誇るファクトリーブランドであるリングヂャケットがおすすめ。大阪なら梅田と淀屋橋に直営店があります。

【ランクE】3万円~8万円ぐらいのお気軽ブランド

タケオキクチ(日本)
ビームス(日本)
Jプレス(USA)
ポールスミス(イギリス)

20代でも買えそうな値段なのではじめて買う人にもピッタリの価格帯。

スーツやジャケットってこれぐらいの値段になると、物はもうかなりしっかりしています。ひとつ上の階級であるランクDのインポートものと品質的には同レベル。

上のランクの大人気ブランドであるラルディーニなどは、本国イタリアにいくと7万円ぐらいで売っています。それを輸入して日本で10万円で売っているだけ。

だから実質的にはランクDもこのランクEも実は品質に大きな差はありません。一番の違いはブランドタグにMade in Italyと入っているかどうか。

インポートブランドって無駄に割高なので、Made in Italyというご威光に興味がないなら国内ブランドを買っておけば経済的です。

あるいは、海外ブランドでもライセンス品なら低価格。

ランキング表にはJプレス(USA)と表記しましたが、実際はオンワード樫山がライセンスを取得して製造販売。

ポールスミス(イギリス)は伊藤忠商事の子会社ジョイックスコーポレーションが運営。ランバン(フランス)のライセンス品もこの会社がやっています。

ライセンス商品と聞くと物が悪そうに思えますが意外とそんなことはなくて、むしろポールスミスなどは本国イギリスのものより日本のライセンス品のほうが出来が良いのは有名な話。

日本ってやっぱり物づくり大国です。他にも洋服の青山とかスーツカンパニーとか、さらにはダーバンに五大陸にファイブワンなど、いいスーツやジャケットを作っているメーカーがたくさんあります。

ビームスやユナイテッドアローズなどのセレオリ(自社製品)も品質はなかなかのもの。

日本ブランドの製品はラルディーニやタリアトーレなどのMade in Italyに全然負けていません。

まとめ

スーツ・ジャケットの値段は生地と縫製できまります。

そしてどの価格帯でもイタリア勢が圧倒的に強いのがスーツ・ジャケットブランドの特徴です。

フランスは有名ブランド王国でエルメス、サンローラン、ディオールみたいなラグジュアリーなブランドに偏りがち。そしてそれらのブランドのスーツやジャケットも実はイタリアの工場で作られていたりします。

イタリアは世界のスーツ・ジャケット工場なのです。

イギリスは上でも触れましたがオーダーメイドのお国柄。背広の語源となったサヴィルロウという街角にはヘンリープールやハンツマンをはじめとする超一流の仕立て屋がずらりと並んでいます。

こうした文化の違いもありイギリスも既製服ブランドではイタリアに完全に遅れをとっています。

アメリカは例によってファッションブランドでは地味な存在。

我が国ニッポンはスーツやジャケットでも良質な製品を生み出しています。ビームスなどのセレオリ(自社製品)もいいし、ポールスミスのようなライセンス品も優秀。

足らないのはブランド力だけ。

ブランドのご威光さえ気にしなければ日本は低価格帯に良質ブランドが充実しているいい国といえます。

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